身近なもので簡単生け花

ときどきゆるり…今回は、身近なもので簡単に生け花をするコツを紹介します。いけばなは、なんだか敷居が高いな、お道具は何があったらいいのかな、お花は好きで興味はあるけど踏み出せないなど、そのような方に是非試して欲しい内容です。ではではスタート!

1.道具を準備しましょう

器、ハサミ、カッター、吸水スポンジ、雑巾など。お家に持ってあるものでオッケーですし、無ければどれも100均商品で手軽に手に入ります。

器選びは、お花を選ぶ時と同じくらい大切なのですが、究極は水を入れて漏れなければ何でも器として代用できます。あなたの好きな色、形のもの、楽しくなるもの…器選びも楽しみましょう。

2.お花を準備しましょう

お花の準備は、おうちの庭やプランターに咲いている草花、贈り物で頂いたお花、買い物ついでにスーパーで、お花屋さんで購入…など、その時々のものを準備してみましょう。今回は、3～4種類ほどの草花をご準備してみてくださいませ。

本数は小さく飾るなら各種類1〜2本あればオッケーです。お花選びのポイントは、自分の好きなお花、季節のお花、又はお花の色からのインスピレーションで選んでみて。お花屋さんに取り合わせを相談してみるのもいいですね。さてさて、今日はどんなお花と会えるかな。

今回は、ガーベラ、レースフラワー、ドラセナとアイビーの4種類の花材を準備しました。

今回の主役はガーベラ

ガーベラより小さめの花で準備した、レースフラワー

お花の舞台として使います、ドラセナ

名脇役となりそう…アイビー

3.器を選びましょう

はじめは お花をそのまま花瓶にいけると、はじめは思うところになかなか留まってくれないことがあります。とくに器の口が広いときは、フラワーアレンジメント等に使われる吸水スポンジを使うとお花が思うところに位置が決まりやすいです。使う分だけ切り取り、水をはったバケツなどに浮かべて、自然に沈ませます。このとき、無理に沈めようとして手で押さえたりすると、しっかりスポンジの中央部分まで水が届かないことがあるので注意です。

吸水スポンジを、器に入るようカットしましょう。グラグラせず、大きく動かなければオッケーです。生けたあとの水やりは、１～２日ごとに、隙間から水をゆっくり入れます。

4.お花をいけてみましょう！

まずは舞台となるドラセナを一枚切り取り、吸水スポンジに2〜3センチ程差し込む感じでいけましょう。茎が柔らかい花材のときは、カッターで吸水スポンジに 少し切れ込みを入れておきましょう。あまり挿し直すと、吸水スポンジに沢山穴があいてしまうので注意です。ドラセナの葉の高さは、器の高さの2〜2.5倍程の高さが器とのバランスが良いですよ。

メインのお花は、ドラセナの前に短めにいけます。お花をよく観察してみると、表情があることに気づきます。一度ゆっくり回転させながら、表情を観察してみて 好きな表情、綺麗だなと思うところで向きを決めましょう。

レースフラワーをいけます(もしレースフラワーが無かったら、カスミソウやスターチスでもオッケーですよ)。

ガーベラの直ぐ後ろと…

前にいかがですか…？

吸水スポンジが見えないように、ドラセナにひと工夫します。葉先に少し切り込みを入れて、
茎を通してみてね。

丸まったドラセナの葉は、吸水スポンジが見えないようにいけます。

最後に、アイビーは空いている空間のお好きなところへ。これで完成〜〜‼︎

5.好きな場所に飾りましょう

くるんと丸めたドラセナの葉で足元が締まり、最初にいけたドラセナの葉に対して弾みもつき、躍動感がでました。玄関、リビング、寝室、子ども部屋に好きな場所に飾りましょう。

お部屋に花があると お部屋が明るく華やぎ、健気に咲く花を見ると心癒され、明日もまた頑張れるなぁ…と、私はいつもお花から元気をもらっています。お花は、ドラセナなどの葉物よりも、早めに枯れてしまうかと思いますので、新しいお花に取り換えて長く楽しむこともできます。日々の水やり、枯れた葉は取り除く等のお世話も忘れずに。

命あるお花との出会い、お花とゆるりと向き合う時間…いかがでしたか？こちらの記事「少ない花材で簡単生け花」もどうぞご覧くださいませ。

あなたが心を込めていけた作品は、世界に一つの素敵な作品となりますよ。

ときどきゆるり…最後までお読みいただき、ありがとうございました☆彡

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