ときどきゆるり…今回は、アフタヌーンティの際の必需品「ケーキスタンド」のマナーと使い方のご紹介です。ご存知の通り アフタヌーンティは、イギリス発祥の喫茶作法で、社交性の高い場での飲食となります。マナーの知識も必要です。アフタヌーンティに使われるお道具のことも、ちょっと知識があれば更に 大人の女子力アップ間違いなしです。
ケーキスタンドとは
スイーツやサンドイッチなどのティーフーズが飾ってある、お皿の名前です。写真のように、三段になっているタワー状のものを見かけたことがあるのではないでしょうか?食べる順番や食べ方などのマナーもあり、面倒に感じるかもしれませんが、どこから食べるのか?どうやって食べるのか?その場で悩んだり、他の方の所作が気になっていると、せっかくの楽しい時間も半減…となってしまいますので、知っておくと便利です。こちらのマナーも併せてどうぞ…「椅子に座るときのマナー」
ティーフーズは何から食べるの?
一番美味しそうな、好物のスイーツから頂きたい…ちょっと待って!!普段のお茶の場なら、それでも大丈夫ですが アフタヌーンティのような正式な場では、順番が決まっているのです。ただ 知らないと、どこから食べたらいいのか迷ってしまいますよね。ティーフーズを食べる順番は、食事ものから甘いものへと食べていきます。例えば①サンドイッチ→②スコーン(温かいもの、焼き菓子)→③ペイストリー(ケーキなど)。「ケーキスタンドとは…」の写真のティーフーズを見ると、一番下の段→中段→上段の順で食べることがわかりますね。もし迷ったときは、味の薄いもの、色の薄いものから頂くと良いです。食べるタイミングは一気に頂くのではなく、同席している周りの方々と会話を楽しみつつ、歩調を合わせます。
ティーフーズの食べ方
①サンドイッチ…そのまま直接手でちぎって頂きます。お皿とフォーク、ナイフがある場合は、フォークとナイフでサンドイッチをお皿にとって頂きます。パンを手でちぎるのは、キリスト教で、パンはイエス様の肉体と言われていることからきているそうです。また、アフタヌーンティのサンドイッチの定番といえば、キュウリのサンドイッチ!アフタヌーンティが流行った時代の英国では、キュウリは高級食材だったからだそうです。優雅に食べる練習は、普段からでもできそうですね♪
②スコーン…お皿に手でのせ、手でちぎります(手でちぎるのは、パンと同じ理由です)。クロテッドクリーム(バターと生クリームの中間のようなクリーム)やジャムを、スプーンで自分のお皿にのせます。一口分塗り、ボロボロと崩れないようにして頂きます。
③ケーキ…尖った部分から頂きます。ミルフィーユのときは、はじめから段を分けて切るか、横にして頂いてもオッケーです。フルーツも、ナイフとフォークを使って頂きます。
ケーキスタンドの自由で楽しい使い方
ケーキスタンドは、アフタヌーンティ以外でもいろいろな使い方ができます。
ケーキスタンドを普段使いのお茶の時間に気軽に使ってみるのも、優雅な気分になりますね。ケーキスタンドに造花や生花を飾る、コスメ用品をのせる、お気に入りの雑貨などを置いて、見せる収納の一つとして自由に使うのも楽しくていいですね。お家にケーキスタンドをお持ちで 使わずに眠っている場合、気軽に活用をされてみてはいかがでしょうか?
ケーキスタンド、おうち時間にも楽しめそう…♪ですね。
マナーを知っていると所作が益々美しく見えますし、無駄な動きがなく合理的で、他の方への思いやりや配慮も感じます。そしてマナーを知ったら、あとはゆったりとした美味しいお茶の時間、その場の会話を楽しみましょう!!
最後までお読みいただき、ありがとうございました☆彡
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