小さな生け花 スカシユリとケイトウ

ときどきゆるり…今回は、小さな生け花を生けてみましょう。

花材は、黄色のスカシユリ、ケイトウ、石化柳、ハラン、白い小菊を用意しました。

小さく生けるので、置く場所をあまり選ばずに飾ることができます。

完成作品です

道具を準備しましょう

今回の器は、以前紹介しました100円ショップで購入したお茶碗に生けます。選んだポイントは、少し深めの大きさであったこと、白色の器はいろいろな色彩の花材に合わせやすいこと、模様がモダンな感じで目をひいたこと…です。

花鋏は、私の愛用品 京都の老舗の刃物屋さん「菊一文字」のものです。洗練せれたフォルムで重厚感もありながら不思議と重たくなく、切れ味抜群です。今回も、花留めに吸水スポンジを使用します。

おススメ花鋏はコチラ⇓

フローリスト Me (いけばな鋏)華道具・生け花用品価格:1,650円
(2020/10/4 19:21時点)
感想(1件)

花鋏 (花ばさみ) ミニ・ポケット 生け花やフラワーアレンジメント、庭の手入れにも最適です。 花バサミ 花鋏 生け花 フラワーアレンジメント 園芸 ガーデニング 華道 華道具 生け花用品 盆栽 花はさみ 池坊
価格:6,350円
(2020/10/4 19:24時点)
感想(0件)

お花をいけてみましょう!

・これは石化柳(セッカヤナギ)といいます。生け花によく使われる枝ものです。枝が平たくなっていて、流れるような枝先は個性をいかせる要素を持っています。洋物の花材が多い中、この花材は日本が原産地です。春には白い花が咲くそうですよ。

好きな枝ぶりの部分を一本切ります
真っ直ぐさして、好きな角度に傾けます

・このお花は、今回の主役…スカシユリです。花が開いたときに、花弁に間に隙間があるのでスカシユリと名前がついたそうです。

つぼみが多いので、小さくまとめるために 向かって左側のつぼみを3つ切り、軽やかな感じになりました。切ったつぼみは、小皿や小さ目の花瓶に入れてあげるといいですよ。

・小菊は、花開いた部分は使わず、下の方のつぼみがついた部分を使います。花が咲いている少し下あたりで枝ごと切ります。

白い菊の花ことばは「真実」

上部にあった花の部分を切ると、こんな感じに。

スカシユリと小菊を吸水スポンジに生けていきます。スポンジにささる部分に葉があるとささりにくく、水も腐りやすくなるのであらじめ切っておきます。

・これはハランです。この葉ものも、生け花で定番の花材の一つ。今回は小さく使いますが、このハランのみを数枚使った一種生けという花形もあります。葉ものだけの生け花も、風情があっていいですよ。つやがあって、とても綺麗なハランですね。

スカシユリの手前に、向かって右の一枚を小さく葉型に切ってみました。まるでスカシユリの葉っぱなの?という感じになじんでいます。

・これはケイトウ(鶏頭)というお花です。正面からみるとこんな感じ。毛糸のよう…だから?ケイトウ?という声も聞いたこともありますが、ニワトリのトサカに似ていることからこの名前がついたそうです。

枝をゆっくり回して よく観察してみると…

真上からみても綺麗で、今回は真上の姿が見えるように生けることにしました。

ケイトウを思いっきり短く切り、スカシユリの足元にいけます(吸水スポンジに差し込む部分として枝を3センチ程残して切ると、落ちてきませんよ)。

真横から見ると、こんな感じで生けています。整列していますが、正面から見ると一か所からすべてが伸びているようにみえます。

お花を愛でましょう

ケイトウが、まるでブローチのよう…可愛くなりました。

お花を生けるときにつぼみだったスカシユリ。

次の日に花開いていて、華やかになりました。自然の変化も楽しみの一つです。

命あるお花との出会い、お花とゆるりと向き合う時間…いかがでしたか?

あなたが心を込めていけた作品は、世界に一つの素敵な作品♡

ときどきゆるり…最後までお読みいただき、ありがとうございました☆彡

よかったらシェアしてね!
  • URLをコピーしました!
  • URLをコピーしました!

コメント

コメントする