ときどきゆるり…今回は「アサーション」(assertion)について、簡単にまとめてみました。より良い人間関係は、家庭にはじまり、学校、職場、地域の集まり等、人と人との関わりにおいて大切ですね。しかし、私自信…自分の本当の気持ちが伝わらなかったり、伝えられなかったりすると、落ち込んだり傷ついたりして「気持ちを伝えること…難しいな」と思うことが多々あります。難しいと思っているままでは、気持ちを伝えることがどんどん億劫になったり、コミュニケーション不足が人間関係を壊してしまったり、お互いに傷ついてしまったり…と本当に良いことはありません。この「アサーション」(assertion)を使って、相手の意見も自分の意見も大切にしながら、より良い人間関係を構築する一つのツールとしてみてはいかがでしょうか。
「アサーション」(assertion)とは
より良い人間関係を築くためのコミュニケーションスキルの一つです。自分の気持ちや意見を相手に伝え、相手も伝えてくれてよかったと思えるようなコミュニケーション!相手も自分も傷つけないで、上手に気持ちを伝える方法です。
あなたのコミュニケーションのタイプは?
①アグレッシブ(攻撃的)タイプ…自分のことが中心で、相手のことはほとんど考えない
②ノンアサーティブ(萎縮的)タイプ…自分の気持ちを抑え、相手に合わせる
③アサーティブタイプ…自分の気持ちや意見を相手に伝え、相手も伝えてくれてよかったと思える
私は 人と話していると、つい話に夢中になり自分のことばかり話していたりと反省です。
アサーション 3つのコツ
気持ち、感情を相手に上手に伝えるコツのまず一つ目は…
1.「私は~」を主語にして話す
相手を主語にして話すと、どうしても感情を相手にぶつけてしまいます。「あなたは~だから、○○なのよ!」「あなたはどうして私ばかりに仕事を押し付けてくるの?」というふうに、言った自分も相手も不愉快な気持ち、後悔したりと嫌な気持ちになりますね。
そこで相手が主語ではなく、「私は○○と思う」「私は~あなたに○○してもらえると助かります」という風に自分を主語にして話してみましょう。そのときのポイントは 自分の気持ちに気づき、相手に理解してもらえるようにということを意識してみると、伝えることへのストレスが軽減されます。
2.肩の力を抜いて、自然に話す
コミュニケーションの伝達方法は、言語よりも言い方、表情、態度の方が相手に与える影響は9割、言語は1割程度だそうです。とくに本音を伝えるときは、最初に深呼吸して肩の力を抜いてリラックス、語尾はやわらかに、落ち着いてと思うだけでも、その気持ちが自然と表情、態度にも表れやすいのでオススメです。
本音であっても、本当に言っていいものか、関係性を損ねるのではないか、伝えることで何かリスクがある場合は、無理に伝えなくてもいいのです。伝えないという選択も、関係性を大事にしたコミュニケーションに含まれます。
3.リフレイミングして伝える
リフレイミングとは、違った角度、視点から考えてみることです。今の自分の考え、気持ちを相手に置き換えてみる…相手もわかっていて当然と思っていたことが、案外 伝わっていなかったり、気づいていなかったりするものです。相手の立場や状況に立ってみると、伝える際のストレスの軽減にもつながります。
アサーションの3つの効果
アサーションを心がけると…
1.互いに尊重できる
2.率直に意見を出しやすくなる
3.伝える際のストレス軽減
例えば 職場の会議などでも意見が出しやすくなると、業務の効率化、生産性アップにつながりますね!!
いかがだったでしょうか?アサーションを知っておくと、お互いが気持ちよく伝え合うことは難しくありません。相手を尊重し 自分を大事にする、素敵なコミュニケーションの一つでした。
次回は「話のきき方【リスニングマインド・聴く】」についてお話しします。お楽しみに。。
最後までお読みいただき、ありがとうございました☆彡
参考: https://www.kaonavi.jp/dictionary/assertion/ カオナビ
参考書籍:『本音力』武藤清栄/植村和子著(ロゼッタストーン刊)
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